生活に関するメモ

特定の株の銘柄分析や調べようと思った小ネタをメモするブログです

ASEAN地域のマーケットについて調べてみる

中国・シンガポール・台湾以外について調べたいです。10月にまた米国が盛り返すだろうと思われますが、202今のうちにアクセスがしにくい市場について勉強しておきたいと思います。以下、マーケットのヒートマップはTradingView、人口動態の予測はUnited Nations Population Division World Population Prospects 2022、企業の説明はSBI証券取扱い銘柄を出典としています。

ASEANの情勢

ASEANはタイ以外は基本的に人口は増加する傾向にあり、今後もGDPは成長することが見込まれている。農林水産物関係の市場についてはJETROの『マーケティング情報 - ASEAN - ジェトロ』のページが参考になる。資源については以下の米国エネルギー情報局(EIA)から各国のエネルギー市場の概要を知ることができるらしい。

そして各国の社会課題については『ASEAN における社会課題動向調査[1]』が参考になる。課題があるということは、その分野が伸びる余地がある。たとえば小売業についてはインドネシア・ベトナムはまだ大きな課題を残している。

ASEANにおける小売業における社会課題の深刻度合
ASEANにおける小売業における社会課題の深刻度合([1]より)

電力は普及しているものの、物流・インターネット・銀行口座の普及率はシンガポール・マレーシア以外は特に低い。モバイル決済口座保有率、クレジットカード保有率も同様に低い水準。

国別で今年伸びた企業

おそらくエネルギー関係が伸びていると思うものの、全然知らない企業ばかりなので試しに調べてみます。数が多すぎるのでヒートマップで目立った企業のみ名前載せます。

SBIから取引するときは手数料に注意、米国株と比較すると手数料が高い(最低でも2000円くらい取られる)かもしれないので小さく購入することはできない。

タイ

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タイ市場の2022年年初来のパフォーマンス(2022年11月画像張替え)

タイはASEANで唯一2025年頃から人口が停滞気味になることが予想されている
タイはASEANで唯一2025年頃から人口が停滞気味になることが予想されている

2022年9月末時点では

  • 🟩金融・公益・小売・エネルギー・交通・ヘルスサービス
  • 🟥通信・流通・素材・非耐久消費材・商業サービス

となっている。

ティッカー 銘柄(英語) 事業内容
CPN セントラル パタナ Central Pattana Public Co. ショッピングセンター開発の最大手。セントラルプラザやロビンソンを運営する。
AOT タイ空港公社 Airports of Thailand Public Co. 新バンコク国際空港(スワンナプーム空港)を運営する開発管理会社。
PTTEP タイ石油開発公社(PTTEP) PTT Exploration and Production Public Co. 原油と天然ガスの探査、石油・天然ガスの油田開発、生産を行う石油会社。タイ石油公社(PTT)の子会社。
TOP タイ オイル Thai Oil Public Co. PTT傘下の石油精製会社。
BDMS バンコク ドゥシット メディカル サービス Bangkok Dusit Medical Services Public Co. バンコクゼネラル病院などを運営する大手私立病院グループ。
BH バムルンラード病院 Bumrungrad Hospital Public Co. 東南アジア最大規模のバムルンラード病院を所有・運営する会社。
BEM Bangkok Expressway & Metro PCL バンコク エキスプレスウェイ&メトロ 高速道路建設、地下鉄運営会社
KBANK カシコーン銀行 Kasikornbank Public Co. 銀行ならびに金融サービス全般を提供する。旧タイ農民銀行。
CPN セントラル パタナ Central Pattana Public Co. ショッピングセンター開発の最大手。セントラルプラザやロビンソンを運営する。
KTB クルン タイ銀行 Krung Thai Bank Public Co. タイで第2位の商業銀行。
CENTEL セントラル プラザ ホテル Central Plaza Hotel PCL セントラル ホテルズ&リゾーツを運営する会社。

マレーシア

マレーシア市場の2022年年初来のパフォーマンス(2022年11月画像張替え)
マレーシア市場の2022年年初来のパフォーマンス(2022年11月画像張替え)

マレーシアは2050年頃までは人口増加が予測される
マレーシアは2050年頃までは人口増加が予測される

2022年9月末時点では

  • 🟩金融・素材の一部・小売・エネルギー(右下の小さい箇所)・ネスレ以外の食品大手
  • 🟥製造・通信・公益・半導体

金融はプラスが多いものの、大手でSBIにおいて取扱いがあるのRHB銀行のみ?

ティッカー 銘柄(英語) 事業内容
RHBC RHB銀行 RHB Bank マレーシアの金融大手。商業銀行、証券業、イスラム金融、保険業務も行う。
GAMU ガムーダ Gamuda Bhd マレーシアの土木建設工事会社。
MBBM マラヤン バンキング Malayan Banking Bhd マレーシアを代表する商業銀行。子会社を通じて、保険、証券、リース等も提供する。
PCGB ペトロナス ケミカル Petronas Chemicals Group 国営エネルギー企業ペトロナスの上場子会社。石油化学企業。
PETR ペトロナス ダガンガン Petronas Dagangan 国営エネルギー企業ペトロナスの上場子会社で石油製品の販売、小売部門。
PGAS ペトロナス ガス Petronas Gas 国営エネルギー企業ペトロナスの上場子会社。天然ガスの精製、貯蔵、販売。
TLMM テレコム マレーシア Telekom Malaysia マレーシア最大手通信サービス企業。公衆電話、移動通信、インターネットサービスなどを総合的に提供。
CIMB CIMBグループ CIMB Group Holdings マレーシア第2位の金融グループ。ブミプトラ商業銀行を前身とする。
IJMS IJM コーポレーション IJM Corporation マレーシアの建設最大手。不動産開発、採石、プランテーション事業も展開。
IOIB IOI コーポレーション IOI Corporation プランテーションを主とするコングロマリット。パームオイル加工の世界企業。
MISC MISC MISC Bhd マレーシア最大の総合海運会社。

ベトナム

ベトナム市場の2022年年初来のパフォーマンス(2022年11月画像張替え)
ベトナム市場の2022年年初来のパフォーマンス(2022年11月画像張替え)

ベトナムも2040年頃までは人口増加が予測される
ベトナムも2040年頃までは人口増加が予測される

明らかに他市場よりも赤色が目立つ、2022年9月末時点では

  • 🟩エネルギーと食料品・飲料の一部
  • 🟥その他

となっているらしい。以下は年初来でプラスかつSBI証券での取り扱いがある数少ない銘柄。

ティッカー 銘柄(英語) 事業内容
GAS ペトロベトナムガス Petro Vietnam Gas 液化石油ガス、天然ガスの販売、配送
SAB サイゴンビール Saigon Beer Alcohol Beverage ビールなどのアルコール飲料の生産・販売をしている企業。
REE REE冷蔵電気 Refrigeration Electrical Engineering 冷蔵システムの製造・販売を手がける電気機器メーカー
TNC トンニャットゴム Thong Nhat Rubber JSC ゴム製品メーカー
GMD ジュマデプト GEMADEPT Corp 海運、ロジスチックス会社
PTS ペトロリメックスハイフォン運輸 HaiPhong Petrolimex Transport & Services 海運会社 |

インドネシア

インドネシア市場の2022年年初来のパフォーマンス(2022年11月画像張替え)
インドネシア市場の2022年年初来のパフォーマンス(2022年11月画像張替え)

ちょっと面倒になったので別の機会に調べます。

後ほど少し調べました↓。2022年の中旬時点では石炭・パーム油・ニッケルなどの価格の高騰が貿易黒字につながっている。GDPについても直近は安定して成長しているようです。

参考文献

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