生活に関するメモ

特定の株の銘柄分析や調べようと思った小ネタをメモするブログです

外国債券ETFについて調べてみる

外国債券ETF

たとえば、以下のようなものがある。

他の債券については以下を参照。エマージング国などは現地通貨建てかどうかや為替・市場環境なども関係するので理解が整理できてから投資したいです。

特に、SBIでも購入できるもので総資産が上位のものは以下。

  • ハイイールド債権: HYG・SRLN・JNK・SJNK
  • 物価連動債:TIP・VTIP
  • 社債:VCSH・VCIT・LQD・IGSB・SPSB・USIG・VCLT
  • 優先株・コンバーチブル債券:PFF・CWB
  • エマージング債券(ドル建てか現地通貨建てかは要確認):EMB・EMLC・VWOB
  • トータル債券市場:BND・AGG・BNDX・BSV・SPAB
  • 国債:SHY・TLT・SHV

出典:Yahoo finance

債券の買付タイミング

2022年の債券投資: 「潮が引いた後」も注目すべきポイントは? | アライアンス・バーンスタイン

基本的には、利上げがあると金利で数%の利子を得た方が得になるため債券は投資対象としての魅力が低下して債券価格は下がる。逆に金利が下がると債券の方が利子が得られるため債券価格が上がるという関係になる。

  • 利回り=債券投資によって得られる収益であり、利息+償還差益(売却益)
  • 利率=利息分の割合、基本的には一定である

利率は一定だが、利回りは債券の購入タイミングで値段が変化するため一定ではない。そして債券同士の割安・割高感の比較はイールドスプレッド(債券同士の利回り格差や株式と債券の利回り差)などを見て判断する。

※イールドスプレッドと一言で行った場合は長期債券と株式の利回り差(=長期債の利回り - 1/PER)を指すことが多いので注意

ETF Fund Flows

上記サイトのETFごとのinflow/outflowなどを見て、HYGのようなハイイールド債券が購入されているタイミングを見つつ購入する(ハイイールド債権が購入されてスプレッドが下がる→多くの人がリスクの高い投資先を購入しても良いと考えていて、景気が上向く可能性がある)。

下落翌年のパフォーマンス
下落翌年のパフォーマンス(出典:【米国債券】今年、歴史的な下落を続ける米国債券。今後の債券市場の見通しについて【11/7 マーケット見通し】 - YouTube

ハイイールド債券の上昇タイミングの分析
ハイイールド債券の上昇タイミングの分析(出典:【米国債券】今年、歴史的な下落を続ける米国債券。今後の債券市場の見通しについて【11/7 マーケット見通し】 - YouTube

また、MOVE指数も目安となるかも。MOVE指数とは株におけるVIXに相当する指数らしい。

債券版恐怖指数のことで、正式名称はMerrill Lynch Option Volatility Estimate。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(Bank of America Merrill Lynch)が算出・公表する、米国債の先行き変動リスクを示す指数。一般的に数値が高いほど投資家が債券相場の先行きに不安を感じているとされる。(出典:MOVE指数|証券用語解説集|野村證券

2022年11月初めのMOVE指数
2022年11月初めのMOVE指数(出典:MOVE指数チャートと価格 — TradingView

各ETF詳細

AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF)

保有銘柄数・経費率・クレジットリスクはAGGとBNDでほぼ同じ。AGGはSBI証券で買付手数料が無料(2022/4/1時点)なので他よりも買付面で優位。債券の業種も多少数値が異なるセクターがあるものの大きな違いはない。

TIP(iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF)

TIPのようなETFは「Inflation-Protected Bonds ETFs」というジャンルに含まれる。元本が消費者物価指数の動きに連動して増減する国債をTIPSと呼び、これを扱うのがTIPというETF。TIPSはインフレリスクをヘッジできる代わりに、物価が下がれば元本と利回りも減少する。

TIPは名目金利と期待インフレーション率の差、つまり実質金利が向上している場合は価格が上昇せずに株価に連動したような挙動になる可能性がある。実際に過去のTIPトータルリターンと米国10年実質金利を比較してみると、実質金利が上昇する場面で逆相関があることがわかる。

HYG(iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF)

VCLT(バンガード長期社債ETF)

債権について書かれたページ

Nikko AM Investment Insights

昨年末の時点で公開されていた見通しに関する資料には以下のようなものがある。見通しが書かれているのは2021年末の時点。

要するに、2022年は新型コロナウイルス流行下での高インフレ「コービッドフレーション」(これは新しい経済現象として認識されるべきだと考える)という主要シナリオが続きFRBがハト派化ではなくタカ派化する、というのが当社の予想

実際に、現時点ではおそらく上記の予想以上の高インフレが続いている(上記予想時点ではロシアのウクライナ侵攻は織り込まれていないのでさらなるインフレが予想できないのは当然)。上記見通しでは2022年後半は新興国通貨が有望な投資先(つまり新興国債券)になりうるとしている。

HYGの年初来からの動きは以下の通り。2020年2月の暴落時($69)、リーマンショックの暴落時($62)に近づいてきている。

出典:Google Finance

TDアメリトレード

tdameritradenetwork.com

ほぼ毎日なんらかの動画を投稿している。 Bondに関係ない話題も多いが個人的に英語の勉強も兼ねて見ているサイト。

SMBC信託銀行

翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%利上げが織り込まれつつあり、CPIでインフレペース鈍化が確認される場合は利回り低下余地が生じる。

週ごとに主要な指標のレポートと見通しを発信している。

明治安田アセットマネジメント

長期金利は上昇圧力、ドイツ長期金利はレンジ内での推移を予想。

AllianceBernstein

金融引き締めと景気後退リスクの高まり→普通は社債は危険。しかし、企業のファンダメンタルはしっかりしているので一部の投資的格債・ハイイールド債がこのまま下がるなら魅力的になりうるかも。

www.alliancebernstein.com

短期のハイイールド債が長期ハイイールド債よりも利回りが高い状態である(=逆ハイイールドカーブ)点について、収益機会のひとつになりうる?

FIDELITY LEARNING CENTER

PIMCO

出典:ハイイールド社債とは(「債券の基礎」動画シリーズ)

見通しに関する情報発信のほかに、「~の基礎」というカテゴリで基本的な内容に関する解説動画も発信している。

Morningstar

『Bonds』のタブから債券に関係する記事を確認できる。

For Income Investors, Bond Yields Are Looking Attractive | Morningstar

債券はすでに大幅な下落を見せているものの、インフレのペースがはっきりと減少しないと見通しは不明なまま。FRB が金利を押し上げる→債券価格に下落圧力が働く。もしそうならば、短期利回り>長期利回り(=逆イールドカーブ)になる。ただ、現在は『債券にとって記録的な不振の年』であり、利回り水準は魅力的になりつつあるかも。

CNBC

各社の情報発信ページ

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