生活に関するメモ

特定の株の銘柄分析や調べようと思った小ネタをメモするブログです

NextEra Energy, Inc. ($NEE)について調べてみる

NEEのロゴ

会社情報

最新の決算情報はEvents & Presentationsから確認できる。会社の概要については『NextEra Energy, Inc and NextEra Energy Partners, LP 2022 Investor Conference(以下、資料1と呼ぶ)』を読む、ただ4時間もあるので飛ばしながら閲覧。前回の投資家向けプレゼンテーションは2019年なので3年ぶりの開催。また2021年Annual Report(以下、資料2)も参照する。$85前後をうろうろしているが、米国の公益系は全体的にすこし割高感があり買いにくい。また2022年7月現在からさらにインフレが進む場合は公益事業にさらにお金を投資する行為はインフレを助長するように見えるので、公益関係のセクターに+に働くかは不透明な気がする。

米国全体としては今後も太陽光の発電比率は増加傾向にある。現状の太陽光発電の構成比は約3%なので、12倍以上増加する余地がある。

こうした取り組みを行うことで、2035年までに同発電の構成比は40%を超えるとしており、同時に、2035年までに太陽光発電部門の労働者は50万から150万人程度増加し、クリーンエネルギー技術分野全体では数百万人の新しい雇用を生み出す可能性があるとしている。(出典:jetro

ちなみにソーラー発電に直接関係がある会社は以下のようなもの。

  • Daqo New Energy Corp
  • Enphase Energy Inc.
  • SolarEdge Technologies Inc.

電源別発電容量の変化(出典:資源エネルギー庁資料

NEEも今後は風力と太陽光発電がUSで半分を超えるという見通しを出している。

2020年代後半の発電の単価と電源分布の見通し(資料1より)

組織図

NextEra Energy, Incは電力・再生エネルギー事業者を子会社として保有しており、組織全体は以下のような構成になっている。

NEE組織図(資料2より)

FPL

フロリダ州において発電・送電・電力販売を事業とする料金規制対象の電気事業者です。2021年12月31日現在、FPLは、フロリダ州最大の電力会社、ガス小売事業も行っておりフロリダ州南部で約117,000世帯の住宅・商業用天然ガス顧客に天然ガス配給パイプラインを供給する。

FPLのサービス範囲(資料2より)

『規制対象の電気事業(rate-regulated electric utility)』とはPinnacle West Capital Corp.($PNW)でも出てきたRate Caseのこと。規制電力事業は裁判所(?、おそらく)で行われる公聴会という場所にてレートを決定する必要がある。つまり、公聴会での決定次第で今後数年間の利益の幅がある程度確定する。

決定した電力価格は公開されており、FPLの場合はComparative Rate Statistics - Florida Public Service Commissionに公開されている。2020年度に限ると、FPLはTampa Electric Company・Duke Energyなどの同業他社よりもかなり安い水準で電力を提供していうように見える。

NextEra Energy Partners

NEEやその他の会社の再生エネルギー施設を買い取り、そこから配当金を出す。NEPの保有する発電事業施設はNextEra Energy Resourcesが保有して運営している。

NEPは、風力、太陽光、太陽光+蓄電池プロジェクト、長期契約天然ガスパイプラインのポートフォリオを所有、または所有権を持っています。NEE は NEP の非支配持分を保有しており、NEP に対する持分を持分法投資として、NEP からの損益を持分法投資先 の利益(損失)として計上し、NEP に対する NextEra Energy Resources のプロジェクト販売を第三者販売として連結財務諸表に 計上しています。NEERは、NEPが所有するすべての発電事業を運営しており、NEPに対して、様々な関連当事者との運転・保守契約、管理・運営サービス契約に基づいてサービスを提供しています。 (資料2より)

NEPの強み(資料1より)

SP500内でのポジション(資料1より)

財務・バランスシート

キャッシュフローの変化(資料2より)

Credit Rating(資料2より)

出典:Yahoo finance

負債が年々増加しており、DEBT/EBITDA倍率も7に近い水準にある点はリスクになりうる。

その他

風力・太陽光でアメリカトップのシェアを持っている(資料1より)

EPS・配当共に15年間伸び続けている(資料1より)

関連情報

チャート

出典:Stock Comparison Tool | MacroTrends

売上高

EPS推移、わかりにくいがどこもEPSは成長傾向にある

売上高営業利益率(営業利益率)、企業の収益力の推移の参考。NEEのみ減少傾向にあるのが気になる。

Net Profit Margin、営業利益率と同様NEEのみ減少傾向、FTSとPNWは横ばい。

Debt/Equity Ratioの推移

P/B、NEEは他よりも割高な水準にある

カレンダー

2022/04

決算発表、結果的にはこのあと下げて7月にまた元の価格帯に戻る。

プライバシーポリシー・注意事項

 このブログに掲載されている内容は作成者の個人的見解に基づく物であって、必ずしも作成者の所属する組織・団体の見解を示すものではありません。また、記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、責任を負いかねますのでご了承ください。また、本サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。また、本サイトでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net)を利用しており、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、クッキー(Cookie)を使用しております。
 当ページに乗せられている銘柄の内容は、私自身が調べたいと思った銘柄の情報を整理・確認する目的で作成するものであり、該当銘柄への投資を推奨するものではありません。当ページは特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。また、当ホームページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定は各自で判断するようにお願いします。また、掲載されている内容は正確性を保証していません。掲載内容は記事中の文章を記載した日を基準したものであり、将来予告なく変更されることがあります。また、発言や発信内容は個人の見解であり所属組織を代表するものではなく、その正確性・完全性を保証するものではありません。/ The information in this blog should not be seen as investment advice. Keep in mind that investments in securities always carry a risk. Historical returns are no guarantee of future returns.