株・ETFに関するメモ

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Compania Cervecerias Unidas($CCU)について調べてみる

会社情報

コンパニア・セルベセリアス・ウニダスはチリに拠点がある清涼飲料水・アルコール飲料メーカー。直近のAnnual Reportが英語で発行されていないのでDeepL必須。Form20-F(有価証券報告書に相当)は英語で発行されているので、これも確認する。

生産・売上高の構成(2022/3Qの決算資料より)

売上高は以下の構成のようになっている。2010年代の間にチリ以外にもウルグアイ、パラグアイ、ボリビア、コロンビアに進出した。

  • チリ事業セグメントが売上高の60%
  • 国際事業部門(アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、ウルグアイを含む)が27.3%
  • チリ・アルゼンチンの国内市場・輸出を含むワイン事業が10.0%

であり、チリが売り上げの半分以上を占める点・ワイン事業が特徴的。また、売上高の約70%がプライベートブランド製品によるものである。実際、アルゼンチンとチリはワイン消費が多いことがわかる。

各国の一日当たりのワイン消費量
各国の一日当たりのワイン消費量(出典:図録▽ワイン消費量の国際比較

ワインに限定せずともチリ国内・チリ以外の南米・ワイン事業はすべて成長している。競合とグラフを比較したいが...TODO。現状はチリではビール・炭酸飲料他でマーケットのトップで、周辺国でも上位に入っている。

CCUのVolumeベースのマーケットポジション
Volumeベースのマーケットポジション

Form-20Kでは以下の点がRisk Factorsとして挙げられている

  • チリ市場の経済・政治
  • チリの国内外における債務格付けの引き下げが財務コストや経営成績に悪影響を及ぼす可能性
  • 為替変動

為替変動については『仕入の大部分を米ドルで設定された価格で購入し、ワインを米ドルで設定された価格で輸出しているため』為替リスクにさらされているという。ただ、ワイン事業自体は割合は大きいわけではない。

IRサイトの一部でfaviconがWordpressのロゴのままなのが気になる。

関連情報

チリ

2010 年から 2021 年にかけてのチリ経済の年平均成長率(GDP)は 約3.3%。プラスではあるが必ずしも高いわけではない。

チャート

売上高の推移(KO・KOF・CCU・CCEPの比較)

Gross Marginの比較
Gross Marginの比較(KO・KOF・CCU・CCEPの比較)

チリの政策金利は10%を超える高い水準となっている。

チリ 主要政策金利(TPM)

チリ 主要政策金利(TPM) 分析 - CHOVCHOV - Bloomberg Markets

カレンダー

※以下の『CLP』は『Chilean Peso』

~2021/4Q

2022/11

CCUの3Q決算があった。決算発表資料はこのpdf

2023/01

CCUの配当金振込(配当利回りとして約1.4%分)

KOFと同様に配当を受け取る。再投資できるほど多い金額ではないので振り込まれた分は放置予定。

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