生活に関するメモ

特定の株の銘柄分析や調べようと思った小ネタをメモするブログです

配当金の推移@2023年2月

:ドルを円換算した場合の合計と、受け取ったドルの推移(税引後の額、2022年1月を100%としてプロット)
:受け取ったドルの累積(税引後の額、日本株の配当・投資信託の分配金等含まず)

今月は異様に忙しくマーケット見てませんでした、また上げすぎている感があったのでほぼ何も購入しませんでした。保有銘柄で最も上昇が目立ったのは飯野海運(昨年800台だったのが1000の大台を突破)。

今月の配当は2年以上お世話になっているアンテロミッドストリーム($AM)とペトロブラス($PBR)のおかげで先月を超える額でした。2年前は配当利回りが5%を超えるような銘柄は近づきづらい風潮があったように思いますが、振り返ってみるとこれらの企業は少なくともこの2年は安定して配当を出し続けていたように思います。

AMの配当履歴(出典:nasdaq)

Antero Midstream Corporation Common Stock (AM) Dividend History | Nasdaq

今から追加購入しようとは思ってませんが(というかAMはもう購入できないようですが)、またリセッションが来てこれらのような企業の株価が大きく下がった場合は購入を検討するかもしれません。

配当金の推移@2023年1月

:ドルを円換算した場合の合計と、受け取ったドルの推移(税引後の額、2022年1月を100%としてプロット)
:受け取ったドルの累積(税引後の額、日本株の配当・投資信託の分配金等含まず)

2023年一月は株価が全体的に上向きでいい出だしになりました。とりわけ$TSLAが+40%という大型株とは思えない上昇、$AMZNも大きく上昇。以下はfinvizより引用した画像。

SP500のYTDでの変化率

米国以外のYTDでの変化率

現状、自分のポートフォリオは中国株が無い状態のためBABAなどの大きなプラスの恩恵はなかったです。$PBRについては今後は配当方針が不透明なのでよほどの理由がない限り買い増しはしないでおこうかと考えています。現状、前回$9だった時点から一年以上保有して配当によるリターンが約50%ほど+以前1/3売却した際の利益を改めて計算しつつ今後どうするか決めたいです。

昨年末からはブラジル株のGGBと飲料関係のKOF・CCUが大きく上昇し、しかも配当も少なくなかったのでその分の影響ですこし配当が多めにもらえました。ただ、景気の先行きは未だ不透明。指値はちゃんと管理しようと思います。

2022年が波乱万丈な年だったのでなんとか乗り切った感もありますが、今年も油断せずに行きます。

また、あまり特定の銘柄に固執しても知識が増えない気がしたので、時間が空いた時に保有したことがない大型銘柄の決算などを流し聞きするなどして知識を増やしていこうと思います。

Archer-Daniels-Midland Company ($ADM)について調べてみる

会社情報

アーチャーダニエルズ・ミッドランド(通称ADM)はアメリカ合衆国の穀物メジャー(穀物の国際的な流通に大きな影響を持つ商社群)の一社。油糧種子・トウモロコシ・小麦などを主に手掛けている。

五大穀物メジャーに含まれる一社であり、一般には - Archer Daniels Midland ($ADM) - Bunge Inc ($BG) - Cargill Inc. - Louis Dreyfus Corporation - Glencore の5社を指している。

ADMの売上は3つのセグメントで構成されており

  • Ag Services and Oilseeds:約75%
  • Carbohydrate Solutions:約13%
  • Nutrition:約8%
  • その他:約1%

となっている。以下はFrom-10K[2]を読みながらメモしたもの。

Ag Services and Oilseeds

農産物の集荷・販売・輸送・保管をする事業。大豆やソフトシード(綿実、ひまわり実、菜種など)の破砕とそれにより生成された植物油由来の製品の販売も含まれる。 上記で生成したサラダ油はマーガリンやショートニングなどの加工食品の原料として使う。サラダ油としても販売する。また、化学薬品などの工業製品に使用することもあるという。また、再生可能ディーゼル燃料として使用する大豆油の生産を行うための合弁事業も行っている。

Carbohydrate Solutions

トウモロコシや小麦の湿式製粉・乾式製粉を行う。湿式製粉は破砕を行う前に一度水に浸す製粉方法らしい。

このセグメントでは、トウモロコシなどから甘味料・デンプン・グルコース・ブドウ糖のような食品産業の原料を生産している。またブドウ糖を発行させることで消毒剤に使用するエタノール・エチルアルコールも生産する。

Nutrition

栄養補助食品、家畜・養殖・ペットフード用飼料・プレミックスなどの加工と販売を行う。

関連情報

チャート

カレンダー

2023/01

売上・EPSともに予想を超え一瞬株価が上がったものの、すぐに大きく下落した。

Freeport-McMoRan($FCX)について調べてみる

会社情報

フリーポート・マクモランは銅・モリブデン生産をする鉱山会社。副産物として金・銀・レニウムの生産も扱う。

生産拠点一覧、さらにインドネシアにも金鉱山がある([2]より)

生産拠点は大きく3か所に分かれていて銅・金・モリブデンで売上を構成している(出典[1])

モリブデンの世界最大の生産者。またインドネシアに保有するグラスバーグ鉱山は世界最大規模の金鉱山として知られる。この鉱山については環境問題など複数の問題が指摘されたことで知られている(参照:英語Wiki)。また、FCXはグラスバーグ鉱山の過半数権益をインドネシア国営企業に譲渡し長期操業権利を獲得した。インドネシアについては政府による輸出方針の変更の可能性についても留意する必要がありそう(参考:インドネシア、さらなる高付加価値化推進のためClass 2ニッケル輸出税等に向けて始動)。

FCX Conference Call 3 rd Quarter 2022 Results』のp23の資料によると各資源の売上高の予測は以下のグラフのようになっているが、このスライドだけでは根拠が不明なのでConference Callをチェックしたい。また、リセッションになった場合は予測を下回る可能性もある。

2022~2024年の各資源の売上予測(資料[1]より)

関連情報

ニュース

チャート

生産量の推移

各資源の生産量([2]のp26より、地域ごとの生産の推移も同ページに記載されている)

銅価格

銅価格の直近一年の推移(Trading Economicsより)

Copper - 2023 Data - 1988-2022 Historical - 2024 Forecast - Price - Quote - Chart

銅価格は世界経済の成長と相関がある程度あり、特に需要の半分近くを占めている中国経済の成長の影響を受ける。EVや再生可能エネルギーのインフラ設備用の投資も関係する(参考文献:最高値更新も視野、「銅」相場“異変”の背景事情|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社)。

世界での銅の生産・消費の割合([3]の『鉱物資源マテリアルフロー 2021 1.銅 (Cu)』より)

カレンダー

2022/10(3Q決算)

2023/01(4Q決算)

01/25/23 10:00 AM ETに発表予定。

Graphic Packaging Holding Company($GPK)について調べてみる

会社情報

グラフィック・パッケージング・ホールディング(Graphic Packaging Holding Co)は米国ジョージア州サンディ スプリングスに本拠を置く飲料や包装食品用の板紙と紙器を製造する企業。フォーチュン500に含まれる企業である。以下の図からもわかるように、アメリカに本拠地がある多くの企業に対して包装サービスを提供している。

食品・飲料を中心に非常に多くの会社と取引がある
食品・飲料を中心に非常に多くの会社と取引がある(資料1より)

日本でもマルチパック商品のカバー(スーパーとかで缶ビール6本入りのパックで売っているアレ)はGPKの製品の場合がある。AquaKote™という耐水性がある特殊な紙が使用されているらしく、食料品以外でもこのような特殊用紙の使用場面がある。IPなどよりも食料品の割合が多いため、どちらかというと消費安定企業と同じような性質があるらしい。

前回のリセッション時の業績の変化について(資料1、p55より)

商品を展開する地域はアメリカ・ヨーロッパで96%を占めている。

売上の地域別構成(資料1より)

食品や商品の包装(紙だけでなく金属やプラも含む)で規模の大きい会社としてはInternational PaperSonoco Products CompanySuzano S.A.がある。また、商品に貼るラベルや接着剤などについてはAvery Dennison Corporationが大手。

関連情報

チャート

カレンダー

2022/10

2022/12

決算のようなイベントがあったわけではないが、投資家向け説明会の資料が更新されていた。

Investor Presentation November 2022(pdf)

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