生活に関するメモ

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SFL Corporation Ltd. ($SFL)について調べてみる

会社情報

保有している船の構成は『Fleet – Home』を参照。以下のスライドの通り、コンテナやタンカーに特化しているわけではないがコンテナが収益に占める割合が多め。ドライバルクはGolden Oceanに対して貸出中。以下のポートフォリオ構成の通り、特定の種類に特化しているわけではないため、仮に『タンカーが必要!』『Car carrierが超足りない!』となっても急激に高騰することはないと思う。が、個人的にはある程度分散している方が◯。

SFLのポートフォリオ構成(出典: SFL – Fourth Quarter 2021 Results Presentation

各船のサイズについては以下も参照。

タンカーの基礎知識

関連情報

関連する日本企業

チャート

TORM・NATとのEPS推移比較

売上高の推移(赤線はSTNG)

出典:Stock Comparison Tool | MacroTrends

Dry Bulk Frenzy – How Long and How High? (Nov 5, 2021)

Ole Hjertaker & Vonheim (Apr 27, 2022)

参考サイト

Zoltan Pozsar氏が4/18の時点でvery large crude carriers (VLCC) に関するレポートを出していた。SFLよりもSTNGに関係している記事。

https://plus2.credit-suisse.com/shorturlpdf.html?v=52b9-VHSK-V

カレンダー

2022/01

初めて調べる。 上昇していないのはスポットでの契約が少なくZIMのような利益を享受しにくいためだと思う。でも、決算での長期契約・スポットでの利益を出せないことに関する質問の受け答えに好感を受けた。

2022/03

ZIMがかなり良い決算を出せそうということで高値を目指す反面、SFLは下がり続けている。運賃が固定で長期の契約が多い(と思う)SFLは機会損失をしていることになるが、逆にスポットが急激に下がるときに高い運賃で固定の契約ができていればSFLは上がるかも?3月は配当もあった。

Most of our existing vessels are chartered at fixed rates on a long-term basis and are thus not directly affected by competition in the short-term. However, tankers chartered to Frontline Shipping and dry bulk carriers chartered to the Golden Ocean Charterer are subject to profit sharing agreements, which are affected by competition experienced by the charterers. / 当社の既存の船舶のほとんどは、長期間の固定料金で傭船されています。また、当社の既存船の多くは長期固定傭船であるため、短期的には競争の影響を受けません。しかし、Frontline社に傭船されているタンカーやGolden Ocean Chartererのドライバルク船はプロフィットシェアリング契約を締結しており、傭船先の価格競争による影響を受けます。

出典:24.03.2022 SFL 2021 Annual Report on Form 20-F

2022/05

SFL – First Quarter 2022 Results – Home

動画はTNK(Teekay Tankers Ltd.)のリサーチャーであるChristian Waldegrave氏によるタンカー市場の説明、月一更新の動画らしいです。

2022/06

Pyxis Tankers, CEO Interview on Company Performance, Strategy & Product Tanker Sector Outlook

受け取った配当
受け取った配当

他の海運同様大きく下げるものの、他の海運とは性質が異なる面(船舶・契約の種類)もあり、切らずに少し追加。

追記:結局2月はじめよりも高い水準でキープした、配当はそのまま再投資へ。

2022年6月末でのSFLのチャート
2022年6月末でのSFLのチャート

2022/07

SFLはCar Carrierを保有しており、すべてがフォルクスワーゲン(VW)向けにリースされている。そしてCar Carrierの特徴として、CO2規制の圧力は顧客(車の購入者)からもありうるから、より厳しくCO2規制を守っていくべきかもしれないと述べられている。

2022/08

SFL – Second Quarter 2022 Results – Home

2Qの決算発表。予想を上回る良い決算だった。市場オープン後に+6%。同じ日に決算を出した$ZIMがミス+$TGTも決算をミスし海運含め市場全体が下げる中でプラスを維持。

  • 配当は$0.23 (4Q連続でアップ
  • Net profit of $57.4 million(前期 $47.0 million), or $0.45 per share

この日のSP500(Finvizより)

2021年4Q時点のポートフォリオと比較するとエネルギーのセクターが新しく増えた

youtu.be

現状石油関連のタンカーについて、MRサイズについては建造が今後すくなくなりかつ竣工から20年の船が増えてくる見込みだということがわかる。

  • STNG、ASCはすべて2010年以降
  • MRならTRMD(古いのもあるけど)、商船三井
  • VLCCならINSW、FRO、DHT、EURN

あたりは注目すべきかもしれないと思う。なお市場があまりに不透明で今後は誰にもわからない。

2022/09

9月の配当を受け取る
9月の配当を受け取る

2022/11

各船舶の数の推移、Vehicle Carrierは低い水準にある(知出典

Vehicle Carrierを保有しているのはSFLの他にZIM・GCCがある。

2022/3Q決算

決算ok、一株あたり$0.23の配当。75回連続の配当となる。

  • EPS of $0.39(予想$0.24)
  • Revenue of $166.89M(予想 $149M)

2023/01

SFLはVLCCを多数保有しているわけではないが、忘れそうなのでメモ。VLCCの運賃は平均的に12月がピークとなり、そこから9月までは常に右肩下がりになる。

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