株・ETFに関するメモ

特定の株の銘柄分析や調べようと思った小ネタをメモするブログです

Agnico Eagle Mines Limited($AEM)について調べてみる

会社情報

www.agnicoeagle.com

アグニコ・イーグルマインズはカナダ・フィンランド・オーストラリア・メキシコにて事業を展開しており金と貴金属の生産を行う。ここにはカークランド・レイク・ゴールドが保有していたオーストラリアのFosterville金鉱山も含まれる。AEMはカークランド・レイク・ゴールドと2022年に合併した。Fosterville鉱山は相対的に見て生産コストが安い鉱山であるという。1オンス当たりの世界での金生産コストの平均は986ドル、北米平均が1083ドルに対してFosterville鉱山は423ドル(出典)。

参考:金 - オーストラリアの主な資源

AEMの生産・探索拠点(資料1より)

ちなみに、2年くらい前にBAANGの名称で一瞬流行った銘柄群。2019年中旬頃に言われていたらしく、今の株価はそのころの水準に戻っているかやや下の水準にある。

参考:BAANGの株式テーマ銘柄 - 株探

AEMのEPS・金生産の推移(資料1より)
EPS・金生産の推移(資料1より)

関連情報

金鉱株

一般論として、

  • 金は利下げするほど価格上昇の期待が高くなる
  • 金のETFに投資するのが一番安定するが、基本的には長期保有ではなくタイミングを見て売買をする
  • 採掘コストは地域や鉱山ごとに異なり、採掘コストが高い銘柄はボラティリティが高くなる(採掘コストのベースラインが高い会社は金価格によって利益の比率が変化しやすくボラが高い)

南アフリカのHarmony Gold Mining Company Ltdなどはコストが高い地域に鉱山を保有しているがAEMは上記資料1にあるようにカナダが中心地域であり、オーストラリアの鉱山などもコストが低い。そのため、相対的にHMYよりもボラが低いと考えられる。

HMYとAEMの比較

また下記サイトの『確認埋蔵量に対して投資家がいくらのお金を払っているか』の視点では、AEMは一番高い。割高と見る or 信頼度が高いと見るべき?

1オンスの確認埋蔵量に対して投資家がいくらのお金を払っているか
1オンスの確認埋蔵量に対して投資家がいくらのお金を払っているか?(出典:ZAI Online

チャート

出典:Stock Comparison Tool | MacroTrends

売上高の推移、青色がAEM
売上高の推移(青色がAEM)

Gross margin/粗利益率の推移(青色がAEM)

ROEの推移(青色がAEM)

株価

Barrick Gold Corporation (GOLD) Interactive Stock Chart - Yahoo Finance

BAANG銘柄の比較(水色がAEM)

銅価格との比較

金は金利とインフレ期待によって価格が決定する傾向がある。そのため、金価格の上昇=経済に対する懸念の高まりとも見れる。銅は産業上重要な資源なので、経済が上向いているときに価格が高くなる(参考)。

Copper/gold ratio: Is it the best indicator for value stocks?

カレンダー

2022/07

2022/10

資料:https://s21.q4cdn.com/374334112/files/doc_financials/quarterly/2022/Q3-2022-Report.pdf

2023/01

26th Annual CIBC Western Institutional Investor Conference

上記資料より引用

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